リニア中央新幹線
ルート
リニア中央新幹線のルートは、品川駅と名古屋駅をほぼ直線で結ぶルートになっている。
(https://linear-chuo-shinkansen.jr-central.co.jp/plan/ より引用)
名古屋駅から先、新大阪駅までのルートが計画されているが、正確なルートはまだ決まっていない。名古屋駅以東と同様に、ほぼ直線で名古屋駅と新大阪駅を結ぶルートを中心に検討が行われている。名古屋駅と新大阪駅をほぼ直線で結ぶルートの場合、奈良市付近を通ることが想定される。この場合、京都駅は通らないルートとなる。
開業時期
当初、新大阪駅までの延伸時期は2045年とされていたが、最大8年前倒しされることが発表され、最短で2037年に開業する予定となっている。
所要時間
名古屋駅におけるリニア中央新幹線と東海道新幹線の乗り換え時間は、最短3分、最長9分程度と計画されている。2027年に品川駅―名古屋駅間が開業すると、名古屋駅での乗り換え時間を含めても品川駅―新大阪駅間が1時間40分程度に短縮される予定である。
各駅停車タイプを利用した際の各駅間の所要時間は以下の通り。
また、現時点での想定通り奈良市付近を経由して新大阪駅まで延伸された場合の所要時間は以下の通り。
運行頻度
品川駅―名古屋駅ノンストップの速達タイプが1時間に片道4本、各駅停車タイプが1時間に片道1本と想定されている。また、新大阪駅延伸時には1時間に片道8本を見込んでいる。
定員
1編成あたり16両で、定員は約1000人となっている。先頭車両の定員が24人、中間車両の定員が68人とされており、全席が指定席となる予定。現在の東海道新幹線「のぞみ」は1編成あたり16両で、定員は1323人。
運賃
JRリニア中央新幹線の運賃は、東海道新幹線「のぞみ」の指定席料金と比べて、品川駅―名古屋駅間は700円アップ、品川駅―新大阪駅間は1000円アップとなる予定。
駅
品川駅
東海道新幹線品川駅のほぼ真下、地下約40mの位置に設置される予定。ホームは2面4線の島式ホーム。
品川駅にはJR東海道線、JR京浜東北線、JR山手線、JR横須賀線、京急本線、東海道新幹線が乗り入れている。品川駅までは、東京駅から約8分、武蔵小杉駅から約10分、渋谷駅から約13分となっている。
神奈川県駅
JR・京王橋本駅前にあった神奈川県立相原高等学校の跡地、地下約30mの位置に設置される予定。ホームは2面4線の島式ホーム。
橋本駅にはJR横浜線、JR相模線、京王相模原線が乗り入れている。橋本駅までは、京王多摩センター駅から約10分、八王子駅から約11分、町田駅から約15分となっている。
山梨県駅
甲府市大津町付近に高架駅として設置される予定。ホームは2面4線の島式ホーム。付近に鉄道駅がないため、小井川駅へのシャトルバスを運行する予定。シャトルバスの所要時間は5~10分と考えられる。
小井川駅にはJR身延線が乗り入れている。小井川駅までは、甲府駅から約24分となっている。
長野県駅
飯田市上郷飯沼付近に高架駅として設置される予定。ホームは2面4線の島式ホーム。付近にJR飯田線が通っているが駅はないため、JR飯田線の元善光寺駅と伊那上郷駅の間に乗換新駅を設置する計画がある。
JR飯田線に設置予定の乗換新駅までは、飯田駅から約8分となっている。
岐阜県駅
美乃坂本駅に近い中津川市千旦林付近に高架駅として設置される予定。ホームは2面4線の島式ホーム。
美乃坂本駅にはJR中央本線が乗り入れている。美乃坂本駅までは、中津川駅から約6分、多治見駅から約33分となっている。
名古屋駅
東海道新幹線名古屋駅のほぼ真下に、東海道新幹線ホームと直行する形で地下約30mの位置に設置される予定。ホームは2面4線の島式ホーム。
名古屋駅にはJR東海道線、JR中央線、JR関西線、JR横須賀線、名古屋臨海高速鉄道あおなみ線、名古屋市営地下鉄東山線、名古屋市営地下鉄桜通線、東海道新幹線が乗り入れている。また、名鉄名古屋駅、近鉄名古屋駅が隣接しており、名鉄名古屋本線、近鉄名古屋線がそれぞれ乗り入れている。名古屋駅までは、金山駅から約3分、栄駅から約5分となっている。
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